オリジナル小説
□不思議の国のトランプ達
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葬列。
続く葬列。
海まで続く葬列。
泣き叫んでいた。
彼女は泣き叫んでいた。
ひとつの棺桶にすがって泣き叫んでいた。
それを一人の女性が悲しみを湛えた目で見ている。
ふと。
一人の男性が女性の頭を抱える様に、抱き締めた。
女性は男性の胸で、泣いた。
静かに。
不思議の国のトランプ達
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