とある魔術の禁書目録CP2
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「今日ぐらい制服の着用義務、なくしてくれればいいのに・・・。」
ブツブツと文句を言いながら美琴はネックレスをつける。
銀の鎖に黄色の石がはめ込まれた飾りが通してあるものだ。
「そうですわよね〜。せっかくのデートですしね!」
黒子のどこかトゲトゲした言葉に美琴は、違うわよ!と慌てて否定する。
そして、ほんのりピンク色がついたリップを塗った。
「この日に、殿方と出かけるのですよ?デート以外の何物でもありませんわ。」
「だから、違うって言ってるでしょ!友達と出かけるって!」
美琴は再度否定し、赤い花のついたヘアピンをつける。
「!?」
瞬間、黒子の目が光り輝いた。
「おっおっお姉様!!そっそっそれは!!」
「そうよ〜。あんたがくれたヤツ。」
美琴はちょっと照れた様子でヘアピンを見せる。
「お〜ねぇ〜さま〜!!」
「ちょっ、黒子!こら!抱きつくな!」