とある魔術の禁書目録CP2
□サンタ
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「こんにちは。」
クリスマスの夜、窓からサンタがやってきた。
思わず美琴は唖然としてしまう。
「・・・あんた、もしかしてその格好でここまで来たの?」
「ええ、そうですよ。」
サンタの言葉に美琴は呆れて物も言えなかった。
「では、御坂さん。今日はクリスマスです。1つだけお願い事を聞いてあげましょう。」
サンタは二コリと笑って両手を広げる。
「その前にさ、聞いていい?」
美琴の言葉にサンタは首を傾げた。
「黒子がさっき風紀委員の緊急呼び出しで飛び出して行ったんだけど・・。」
「あ、はい。僕の仕業ですよ。」
爽やかに言うサンタに怒りを通り越して、もう呆れしか感じない。
「それでは、御坂さん、お願い事を。」
サンタは再び言った。
美琴は仕方がなく、願い事を考える。
自分が今、一番欲しいモノを。
「・・・そうね。」
美琴はサンタをチラリと見る。