とある魔術の禁書目録CP2
□夢のよう
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「クソッ!今回も2位だった!!」
垣根が期末試験の結果を見て、悔しそうに言った。
「ハッ、まだまだなンだよ。」
そう言って、鈴鹿が自分の試験結果を垣根に見せつける。
学年順位・・・1位
と書かれていた。
「〜〜〜っ!!次の中間じゃ、ぜってー勝ってやるぜえ。覚悟しとけ!」
よっぽど、悔しかったのか垣根は地団太を踏み、びしっ、と鈴鹿を指差した。
「やってみやがれってンだよ!」
それに動じず、鈴鹿は余裕の笑みを見える。
「・・・レベルの高い争いをまたしてるにゃ〜。」
それを見た土御門がはぁ〜、とため息をついた。
「ん?土御門は何位だったんだよ。」
購買で買ったジュースを飲みながら、当麻が尋ねた。
「96にゃ〜。」
「っ!?」
土御門の返答に当麻は思わず咽そうになってしまった。
「あんた、相変わらず、馬鹿なナリして頭いいわよね〜。」
吹寄が呆れた目をして、土御門と当麻を見る。
「で、テメェーはどうなンだァ?」
いつの間にか来ていた鈴鹿がドンッ、と当麻の頭にのしかかった。
「・・・200番代です・・。」
「「低っ。」」
鈴鹿と垣根に同時に言われる当麻。
「う〜〜〜。」
当麻は机に突っ伏し、皆からの生暖かな視線を受けるのであった。
勝負なんてのも、ただの試験での順位。