とある魔術の禁書目録CP2

□拍手企画
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「お姉様!あんな原始人のどこがいいんですの!」
寮の部屋の中。
今日も当麻に会ってきたという美琴の話を聞いて、黒子は憤慨していた。
「どこって・・・///」
頬を赤らめる美琴に黒子はますます面白くない。
「どこだっていいでしょ!とにかく!そう、とにかく!・・・////」
「きー!私の愛しのお姉様が、汚されていく〜〜!!」
「何なのよ!その言い方は!!」

黒子は当麻と美琴が付き合う事に反対だ。
美琴の事が好きだから。
カッコ良くて、優しい、素敵なお姉様。
しかし、それ以上に・・・。
当麻の事が大好きだから。
いつの間にか好きになってしまっていたのだ。

「べ、別にあんたのために作ったんじゃないんだからね!」
「それでも、嬉しいぜ?」

幸せそうな2人を見ていて、いつも胸が痛くなる。
美琴に嫉妬してしまう。
こんな醜い自分嫌だ。
だから、思う存分2人の仲を見せつけてくれればいい。
そうしたら、少しは諦められるから。
なのに・・・。

「おー、白井〜。お前も一緒に昼飯食いに行くかー?」

なんで、こんな自分にもあなたは当麻は優しくしてくれるのだろうか。
諦められない。

「なんで、あなたと一緒に行かなければいけませんの?どうせなら、お姉様と2人っきりで行きたいですわ!」

どうか、気付かないで。
こんな醜い感情。
本当は大好きな人、美琴も当麻も幸せになってほしいから。

「でも、仕方がないから行ってあげますわ!お姉様のためにも!」



優しすぎる貴方は
ざんこくだ



+あとがき+
・・・シリアス、でしょうか?

お待たせして申し訳ありませんでした!
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