BLEACH 短編 ウルキオラ
□愛・相・傘
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初デートの日は、最後の最後に急に雨が降り始めた・・・。
「う〜。傘持ってきてないのに〜」
私は、なんだか悲しくなってきた。
『名無しさん、大丈夫だ。』
「なんで〜?ウルキオラ。」
スッと、ウルキオラはどこからか折りたたみ傘をだした。
「・・・。さすが・・・。」
私は、ぽつりと言った。
『送る。』
ウルキオラは、無愛想に言ったが
名無しさんは、分かっていた。
優しいな。
バンッ!
ウルキオラが、傘を開いた。
『何をしてる。半分入れ。』
たわいもない言葉1つ1つに、愛さえ感じる。
「ありがと♪」
私の隣には、愛しい人がいる・・・。
ココロは、舞っていた。
相合傘には、愛を感じた。
隣にいる貴方のぬくもりに、似た・・・。