BLEACH 短編 ウルキオラ

□ココロナシ
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ココロナシ

人ではない俺たちを人は、畏れた。
目に見えぬモノだと。
ワカラナイモノだと。

それは奴らの信じる心もそうだと俺は思った。

『ウルキオラ様?』
いつの間にかそばには俺の従属官である名無しさんが俺を見上げていた。

「…何だ?」
俺が問うと目を伏せた。

『…何か考え事をしていらしたようなので…』

「そうか…。」

俺は今日も考える。

名無しさんのそばで。

無いものの存在を。

《ウルキオラ様は、どう思われているのかな。…私のコト》

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