短編
□NO YOU NO LIFE
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ある日の放課後
?「おぉーーぃ、飛鳥!」
グランドの方でバカでかい声がうちを読んだ
「なんやーー謙也ーー!」
うちも負けんようバカでかい声を出した
謙「帰るんやったら一緒に帰らへんかぁーー!」
忍足謙也。うちの片想い相手
「えぇよーー!」
うちらの声は、放課後のグランドに響きわたった
謙「今からそっちいくわぁぁぁ!」
用をすませた謙也がものすごいスピードで走ってくる
(さすが、浪速のスピードスターやわ)
謙也がうちの所にすぐきた
謙「どやっ!はやいやろ!」
「おっそいわ!はよいくで」
謙也にすごいとかさすがとか言わへん
調子にのりおるから
「ほんまに謙也は、速いの好きやな〜そんな、スピードばっかだして疲れへんの?」
謙「なにをいっとるんやっ!速いのは最高やろ!」
子供が新しいおもちゃを買ってもらったかのような、キラキラした目
ほんま、かわえぇやっちゃ
謙「NO SPEED NO LIFE なんや」
出たっ。謙也の座右の銘。
うちと謙也は、夕暮れの帰り道を他愛もない話をしながら帰った