視界は詩界。

□leaf
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黙り、然り、叫浸り。
一つ、二つ、喉奥で声がでないよ。
木の葉、言葉、枯れていく道理アポトーシス。
それならばいいね、って思える。


落ちていく地面に死骸クッション。
誰もが腐らす葉が土となり、新たな命が育つ。
叡智の樹から溢れる、鮮やかな世界を魅せて。


そうさ、此処は魔法の森。
歪から始まる枝分かれ。
不思議な現実の中で、募っていく様々な想い。
いつか焼き払われる事を恐れ、暗がりばかりになった。
不気味な妄想の中で、募っていく様々な想い。


音の無い雨。
音の無い風。
音無しい人。
声が消えてしまって、心がカラになった。
木の葉、言葉、千切られる道理ネクローシス。
それはいけないんだ、って思えた。


そうさ、此処は魔法の森。
変わりゆく季節は廻る。
不出来な時計の中で、募っていく様々な想い。
どうか光が照らしますように。
暗がりも好きだけれど。
不恰好な心の中で、募っていく様々な想い。
きっと、声にしなければいけないだろう。
例え腐ろうとも、それは絶対に無駄にならないから。

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