銀魂
□03
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次の朝
『んッ・・・』
気付いたら朝だった。
『あれ、アタシ、縁側で寝てたような・・・』
今いるのは部屋の中。
服こそ昨日のままだが、ちゃんと布団の上で寝ていた。
『もしかして・・・』
アタシは土方のいる部屋に向かう。
『土方、もしかして、昨日アタシを運んでくれたのは土方か?』
「外で寝たら風邪ひくだろ。」
見かけによらず優しい人だ。
「この近くに銭湯があるからそこ行ってこい。生憎此処は男子風呂しかないんだ。総悟に場所を教えてもらって来い。」
そう言って小銭を渡してくれた。
『ありがと!』
アタシは総悟を無理矢理引きずって銭湯に行った。
「何で俺がアンタの風呂につき合わなくちゃいけないんですかぃ。」
『文句言わないの。土方からの指名がお前だったんだ。文句言うな。』
そう言って銭湯に入る。
『あ、でももう帰っていいから。』
「自分勝手ですねぃ。」
そう言いながらも総悟はしぶしぶ出ていった。
いや、意地悪で言ったんじゃないよ?ただアタシ、
長風呂派だから。
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