pokemon

□プロローグ
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「そう、そんな事言われたのね。」


シンオウ地方現チャンピオン、同時に私の義姉であるシロナお姉ちゃんは紅茶を淹れながらそう言った。



『私さ、私のせいでもうあんな事起こしたくないから、断るよ。』


「別に貴方のせいじゃないのよ。まぁ、自分を責めたくなるのは分かるけどね。でも、」



そこまでいった後、シロナお姉ちゃんは紅茶を一口飲む。


「それは貴方は自分のせいにして、逃げてるだけよ。」


『そ、そんな事・・・』


的を射抜かれたような感覚に襲われる。


「このまま逃げてたって、何も変わらないわよ。」



『でも!!』



「せっかく博士が貴女のために与えてくれたチャンスなのよ?」



『・・・・分かったよ。少し考えてみる。』



そう言って私は自室に戻った。




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グルグル考えが頭の中で回る。



何となく分かっていた。



自分のせいであの悲劇を起こしたくない、のではない。



冒険してあのような状況に置かれるのは嫌なだけだったんだ。



正直怖いし、逃げ出したい。



でも、もう逃げるのも疲れたよ。




だからさ、明日博士にちゃんと言わないとね。




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