pokemon

□02
2ページ/4ページ


『あれ、迷った・・・?』



さっきから何か町の中グルグル回ってるだけのような気がする・・・・



『ってか、何でこんな小さい町で迷うんだよーーー!!』


あ、猫々、そんな呆れた目で見ないで!


『だ、大丈夫だよっ!歩いていればいつか着くって!』


あ〜でも流石に不安になってきた。


どんだけ方向音痴なんだよ、私。



「あれ、もしかして・・・ユイ!?」



そう声をかけたのはキレーなお姉さん。


え、誰!?


『えと・・・失礼ですけど・・・誰ですか??』



「私よ!ナナミ!」



ナナミ・・・って、もしかして・・・


『ナナミお姉ちゃん!?』


「よかった!ユイ、覚えててくれたのね!」


『当たり前じゃん!私がナナミお姉ちゃん忘れる訳ないよ!』


ナナミお姉ちゃんは私のお姉ちゃんの親友だ。



お姉ちゃんってシロナお姉ちゃんじゃ無い方、本当の血の通ったお姉ちゃんの方ね。



「あれから全然連絡ないから心配したのよ。」


『ゴメンね、色々あってさ・・・ってかナナミお姉ちゃんカントーに引っ越したんだね!』



ナナミお姉ちゃんも私も昔は別の地方に住んでたんだ。


「うん、お爺ちゃんがカントーでポケモンの研究してて手伝うためにグリーンと一緒に引っ越してきたの。」



グリーンってのはナナミお姉ちゃんの弟。


性格は・・・ツンデレってやつ?


まぁ、ツンツンしてるけど何か可愛いんだよな。


「それより、ユイはどうして此処に?」



『あぁ、あのさ、この街の何処かにポケモンの研究してる人いるっぽいじゃん?だからその人探してんの。』


「あぁ!その人私のおじいちゃんよ!」


マジか、何という偶然!


「案内してあげるわ。着いて来て!」



ありがとおおおおおおお、ナナミお姉ちゃん!




次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ