夢小説
□心地いい時間
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「あーー!課題終わんない!」
「ヒャハ!うるせーよ志織」
だって…だってだって!
「だってこの課題明日までなんだよ!?終わる気しない!」
「ヒャハ、知るか」
「洋一のあほ!彼氏のくせに!」
「彼氏なのは関係ねーよ。自業自得だろ」
ぐっ…。たしかに課題の存在忘れてた
私が悪いかもしれない!
けどさあ!!
「ちょびっとだけでもいいからさ!
手伝ってくれたっていいじゃん!」
「ヒャハ、やなこった」
ぐっ…なんなんだコイツ!
ホントに彼氏なわけ!?
彼女が困ってるんだから
少しくらい手伝ってくれたっていいじゃん…。
「あほ持洋一め」
「あ゛?今なんつった?」
げっ。聞こえてたのか…。
「ははは。やだなぁナニモイッテナイヨー」
「てめ、言い方がわざとらしんだよ!!」
「ちょ、わ、やめてよ!ギャー!」
洋一は悪口を言われたからか、私の頭をぐしゃぐしゃにしてきた。
「ヒャハハ。頭ぐしゃぐしゃだな!」
「誰のせいよ!もう!」
「志織のせいだろ」
「なんで私!?」
「ヒャハハ!志織バカだからな!」
「バカなの関係なくない!?」
ふつう、バカって言われるのは腹が立つはず。
でも、洋一とこういう風に言い合う時間は、何故か心地いいからスキ。
心地いい時間
(まあ結局)
(課題は終わりませんでした)