東方小説

□中編 私のせいであなたは…… レミリアとフラン中心
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咲夜……

私は今紅魔館の庭に来ている。

そう目の前にあるのは咲夜の墓だった。

咲夜が亡くなった原因の事件の話を今からお見せしましょう……

冷たい床、冷たい風、真っ暗な牢屋、普通の窓に柵がついた窓。

そうここは紅魔館の地下である。

今私とフランは紅魔館の地下の牢屋に閉じ込められていた。

私とフランは飲み物に薬品を入れられ、それを飲んでしまい能力を封じられてしまった。

そのせいで人間でもたやすく捕まえられたのだ。

「フラン……ごめんね」

「なんで謝るの?」

「私がうっかりしてたから……」

「……」

こんな寒いくて暗い部屋に……

話をしていると、牢屋の外からコツコツと足音がし、男の姿が暗闇から現れた。

「こいつぁレアだな」

「あなた誰よ!どういうつもり!」

どうせ吸血鬼の血が目的なんだろう……

「おい、メイド」

そう男が言うと、凄い見たことがあるメイドだった。

当たり前よ、見間違えるはずがない

「はい」

「咲夜!」

「こいつらを実験室に連れていけ」

「かしこまりました」

「咲夜!なんでなの!?」

無言で何も言わず近づいてきて、時が止まった。

私とフラン、咲夜は動けていた。

となると咲夜の能力だろう。

「2人共……ごめんなさい」

言いながら咲夜は泣いていた。

何か言われたのだろうか……

それとも弱みを握られれるのだろうか……

すると時間はすぐ動きだし、私とフランは逃げれないようにつかまれ、そのまま連れていかれたのだった。

実験室

部屋が改造されており手術室みたいな所になっていた。

「離して咲夜!」

「……」

「咲夜、ねぇどうしたの!」

「……」

2人で声をかけても返事はなかった……

「ご苦労、そこのベッドに2人を寝かして固定してくれ」

「はい……」

すると1秒もたたないうちにベッドで固定されていた。

そして腕には暖かい水がのっていた。

咲夜をこれ以上泣かせたくない……

ならどうする?

(殺しちゃえば?)

え?

(目障りなやつなんて殺せばいい)

嫌よ!

(殺しちゃえ殺しちゃえ!)

「さてまず血を貰うか」

その言葉で我に帰り、私は必死に外そうとした……が。

「外れませんよ、吸血鬼用だからね!」

そして無理矢理凄い太い採血の針を刺され……

「痛い!」

「お姉様!」

「ありゃ外れましたか、じゃあもう一回!」

「いやぁあああああ!」

私は何回も刺され途中から意識を失ったのだった。
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