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□絶対、ムリ!!
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「大人しくしろっての!」










「ぜぇーったい、嫌!ですってば!!」










ぐぐぐ、っと力任せに

引き寄せられている私。









「お前この機会逃したら
一生、後悔すっぞ!」

「しない!それ土方だけ!!」









絶対やだ、

何が嫌だって?











「一日五マヨとか狂ってるっての!」

「あ?つべこべ言わず、食えや」










無理矢理、というか

半強制でマヨたっぷりの丼を

私の目の前に置く

味覚音痴の土方ヤロウ









んな、マヨたっぷりとか気持ち悪っ









「んの、味覚音痴!!」

「てめーが味覚音痴だ」









はあぁぁぁあ!?

たかがマヨネーズ工場

行きたいが為に

こんな仕打ちはないでしょ!?







何の拷問よ、これ

隊士達もげっそりしてるじゃん

かなり

コレステロールが高くなるじゃん









「絶対いやっ、食べない!」

「俺が自信をもって作った
土方スペシャルを拒むたァ
覚悟できてんだろーなァ?」









にたり、と憎らしい笑みをした

鬼の副長がここにいる。




コイツ、鬼だ!

ほんとに鬼だぁあっ

何故か涙目になりつつある私。









「…お前、泣くほど嫌なのか?」









_ゾワッ









低い声で私に語りかける…鬼


「…はい、泣くほど嫌です
だから、今すぐこれ土方が食えや」

「…そうか、
そこまで言うなら仕方ねェな」









…お?

これは?もしや……?









「え、食べなくてい__…「無理矢理にでも食わせてやる」









あ、これはマズイ

私の死亡フラグたってる!!!

こうなったら、









「絶対にムリ!!逃げるっ」

「あ、待てコラ!てめ、残すな…」









という訳で、

土方と私の変な日常でした。

あれ、作文?



*

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