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□繋がった心
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ガジルと正式に付き合ってから、3週間経った。


あの日から、ガジルには1度もそういう行為をされていない。


泊まることもあったのだが、ぎゅっと抱き合ったり、キスしたり。


そうしているうちに眠りにつく。


それは、ガジルが自分を大事にしてくれているからだとわかっているし、我慢させていることも自覚している。


最初は、そういう行為を怖いと思っていた。


体が小さいと痛いと聞くし、未知の世界だったから。


けれど最近、ガジルと付き合い、彼が自分にだけ見せてくれる表情を知るたび、もっとガジルと近づきたいという思いが募っていく。


これは、言うべきなのだろうか。




抱いて。…って?




ぼふっ


自分の顔が赤くなる。


自室でよかった。誰かに見られたら恥ずかしさで昇天する、間違いなく。





一昨日からガジルは少し遠くの街へ仕事に行っていて、明日帰ってくるらしい。


レビィも明日は軽い仕事に行き、ギルドで落ち合ってそのままガジルの家に泊まる予定だ。




告白、したとき。する直前。


少しだけ触られた。


あのときはガジルが自分のことを好いてくれているかわからなくて、素直に喜べなかったが。


こうしてあとから思い返すと、胸が、きゅんとする。


身体に触れた、ガジルの手、指、唇。


どきどきと高鳴る心臓を無理やり押さえつけて、レビィはベッドに潜り込んだ。


明日、ガジルに会える。
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