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□Black or White
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「レビィちゃん、普段はどういうの着けてるの?」
「えっ!えっと…可愛い系、かな。白とかピンクとか…」
レビィによく似合うことが、容易にわかる。
「じゃあ、少しだけ路線を変えてみない?」
レビィはここ最近、髪も少し伸びて、ガジルのおかげなのだろうが色気も出てきた。
ルーシィが目に留めたのは、上品な可愛らしさのレースがあしらわれた黒のランジェリー。
色は大人っぽいが、デザインは可愛い系なので今のレビィに抜群に似合うだろう。
「これ!」
「こ、これ?ちょっと大人っぽすぎないかなぁ…わたし、胸も小さいし…」
「大丈夫。今のレビィちゃん、絶対これ似合うよ。それに、このデザインは胸が大きいと似合わないと思うんだよね」
どこか少女の雰囲気を残しつつ、大人の女性を思わせる。
そういうデザインだ。
「試着してみて。絶対似合うから!」
結局、試着したところルーシィにも店員にも大絶賛されたレビィは、結局その黒のランジェリーを購入したのだった。
「いいのあってよかったね!今日はガジルと会うの?」
「あ、うん。今日はお泊まりするんだ」
幸せそうな親友の顔が眩しい。
飽きられるなんてこと絶対ないだろうけれど、さらに可愛くなったレビィにガジルがどんな反応をするのか正直見てみたいところではある。
「そっか。自信もってね、レビィちゃん!」
「ルーちゃん…今日は付き合ってくれてありがとう!」
「ううん!またいつでも誘ってね」
ルーシィとの挨拶もそこそこに、レビィはガジルの家へと向かうのだった。