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□sort 第三話
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ナディーアがギルガメッシュに酒で釣られ、ついてこいと言われついていった先では奇妙な光景が繰り広げられていた。


紅髪紅髭、更に紅いマントを羽織った大男と、凛々しい顔つきの金髪の少女が柄杓でなにやら酒と思われる物を飲み交わしているのだ。


紅色の大男がギルガメッシュを見ると「駆けつけ一杯!」と、満面の笑みで柄杓を差し出してきた。

ギルガメッシュが大男と話を交わすなか、ナディーアは顔をしかめて少女と大男を凝視した後、嫌悪を露にしてギルガメッシュを呼ぶ。

「おいギルガメッシュ」

さらに言葉を紡ごうとした時、明らかにギルガメッシュの物ではない野太い声がそれを遮った。

「お、こちらさんはお前の知り合いか?」

それが大男の物だとナディーアが理解するのに時間はかからなかった。

ギ「まぁそんなところだ。中々に面白そうなので声をかけてみるとなんと王だと抜かす。ならば此処に連れてこない訳にいかなかろう?」

ギルガメッシュが大男と少女に説明口調でナディーアを紹介する

納得したのかそういうことなら、と大男は話し出す。

「余は征服王イスカンダル!ライダーの位を授かり現界した。以後、よろしく頼むぞ!」

屈託のない笑顔で名乗るイスカンダルをよそに彼のマスターと思われる少年は頭を抱える。

「…そうか。」

金髪の少女も名乗りをあげようと立ち上がる。

「我が名はセイバー。」

位を明かす少女の言葉を断ち切る様にナディーアはいう。

「もうよい、貴方の事は知りたくはない。」

セ「な…っ」

イ「まぁまぁ。落ち着かぬかセイバー。」

食って掛かろうとするセイバーをイスカンダルが宥める。

そしてイスカンダルがにっこり…というよりにんまりと笑って言う

イ「さて、我々は名乗りを挙げた。次はもう一方の花の名を聞かせて貰うとするかの。」

イスカンダルが座るのを見て、
渋々セイバーも元の席につく。
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