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□sort 第三話
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「…フリードリヒ二世。プレイヤーだ。」


二人を視界に入れないよう目を閉じて名乗るナディーア。

その声には明らかな嫌悪と苛立ちがまざっていた。

イ「プレイヤー?聞いたことのない位だな。」

「意味は奏者。なぜ呼ばれたかはしらぬ。」

その様子を愉快そうに目を細めて見ていたギルガメッシュが金の杯をナディーアに渡し、酒を並々と注いでいく。

ギ「まぁ貴様の目的は酒だ。王の酒を呑むとよい。」


「…ああ。」

一気に飲み干すナディーア。

酒が気に入ったのか、少しだけ表情が和らぐ。


すると唐突にイスカンダルが切り出す。

イ「さて、酒も煽ったことだ。貴様の武勇伝でも聞かせて貰おうかの。」


「ん?」と身を乗り出すイスカンダル。

其れを鬱陶しそうにチラリと見るナディーア。

「…最初にいっておく。私は女性が嫌いでな。いや、本当にそう、というわけではなく、なんというか、そうしなければならなかったというか。それより大男もあまり良い思い出はない。ご了承、願いたい。貴女方が嫌いというわけではない。が。」

セイバーが目を伏せ、イスカンダルがああ、と肯定の声を漏らす中、ギルガメッシュの笑い声が夜空を切り裂く。

一頻り笑った後ギルガメッシュがにやりと笑う。

ギ「今宵は久々に愉しい宴になりそうだ。」

セイバーだけが目を伏せるなか、ナディーアがくすりと笑い、ひとつ咳払いをする。

「さて、どこから話そうか…」

その口から語られる言葉は、励音の脳内で反響し、ふわりと消え去り、起きたときには彼は全て把握しているだろう。


きりりと引き締まった夜空は、今か、今かと待ち望んで居るようにみえた。















………



フリッツのターン!

この辺はヘタリアでギルベルト好きの私には楽しすギルぜー!!状態です。


次回、回想です。
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