HAND
□始まり
1ページ/1ページ
『う〜ん…!森林浴はやっぱり最高〜』
お気に入りの服を着て 、日々の疲れをお気に入りの森林公園で癒していた。
『もう私は高校3年…。進路の事を…考えないといけないのよね…』
私は迷っていた。進学か就職かを…。
そんな風に考えていると
『…あれ?』
いつの間にか、公園から離れた場所に来ていたようで、綺麗な湖があった。
『…こんな湖…今まであったっけ…?』
そう思っていると
パアアアアアアッ
『!』
湖が突然、青く光出した。
『な…に…?』
その光は私を包み込んだ。
―天川 桜…
『…これ…声…?』
私には聞こえるはずのない人の声が私を呼んだ。
―貴女に…助けて欲しい女の子がいるの…
『…何言っているの?』
―貴女には苦痛かもしれませんが…お願いします。
その言葉を最後に私は意識を手放した。