HAND

□手料理
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翌日

幹部の皆と昼食を食べている最中の事だった。

「新八、すまんが平助の代わりに巡察に行ってくれないか?」

土方さんが永倉さんに体調不良の平助君の代わりに巡察に行ってくれるように頼んだ。

「良いけどよ…。今日の晩飯の準備、俺と左之だぜ?代わりに誰が準備するんだ?」

「確かにそうだな…」

悩む2人。それに土方さんは

「天川」

私を呼んだ。私は昼食を途中にして、土方さんの近くに行った。

―なんでしょうか?

「新八の代わりに晩飯を作ってくれないか?」

『!?』

思わぬ土方さんからの頼み。私はすぐに頷いた。

「桜ちゃん、料理できるの?」

沖田さんが不安そうな顔をした。

―できるよ。幼い頃から母の手伝いをしていたから。

「へェ〜。そうなんだ」

「こりゃあ、楽しみだな」

永倉さんが既に晩御飯を楽しみにしていた。

「桜、俺も手伝うからな」

原田さんが私の頭を撫でながら言った。

―よろしくお願いします。

こうして、私は原田さんと一緒に晩御飯を作る事にした。
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