HAND

□手料理
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その後、私達は晩御飯の準備のために勝手場にいた。

『献立は…大根と魚があるから…大根の味煮込みと大根の葉のもみ漬とつみれ汁…でいいかな…』

私はメニューを紙に書き、原田さんに見せた。

「…大根の葉も使うのか?」

私は頷いた。

―食べた事ないのですか?

「ああ、桜のところでは食べるのか?」

―そうだよ。お粥に入れたり、お味噌汁に入れたりしてるよ。

「へェ〜。ま、桜が言うんだから美味いんだろうな」

―美味しいよ。体にも良いし。食材を無駄にしないの。

「そうなのか…。じゃあ早速、準備に取りかかるか!」

私は思いっきり頷いた。
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