新テニ
□05同士討ち
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鬼「で、今日は零のままでいるのか?」
『うーん、どうなんでしょう…
一応このままでいようかなって思ってます。
面倒なので』
鬼との試合が終わり今日のことを話していた。
しばらく話していると柘植さんが来た。
柘「おい、サーキットの時間だ」『あぁ、はい了解です
じゃ行きましょうか十さん』
鬼「おう」
柘「いや、零は待て」
『……え…?』
柘「零には今日、サーキットではなく中学生と共にランニングしたりしてもらう」
『……なにか理由が?』
怪訝な顔をして柘植をみた。
柘「今日、中学生はランニングをメインにする。
お前は女にしては持久力があるがU-17の一軍や一番コートに比べるとあまりない」
『…わかりました』
そう言われるといい返しができない。
鬼「ま、仕方ないな」
ポンッと頭に鬼の手をのせられた。
『…じゃ、いってきます』
ふてくされそうになったが、鬼がなんとかなだめた。
ランニングするなら、髪結ばなきゃ…。
ゴムを取出し、髪をまとめる。
ある程度の位置でまとめたらゴムでしばった。
柘「よし、では中学生んとこにいけ」
『はい』
あぁ、今日はずっと中学生とかぁ…。
ま、自分のためだもの、頑張らなきゃ。
――こうして
U-17代表候補合宿は中学生選抜を迎え
新たにスタートをきった