心の中の気持ち

□01 マスターコースの生徒ととご対面
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『…くっぁ……』

多少の時差ボケで眠い。

それに数時間前までライブをやっていたのだ…心身ともに疲れながらも日本にきた。

はじめに、藍達に会いに行く?
それともマスターコースの生徒?
うーんと考えたあげくに出した結論は、藍達に会いに行く。という答えだった。

よし、行くか。と足を一歩踏み出したとき…〜♪〜♪

着信音が流れた。

『…………嫌な感じがするなぁ………〜♪…はい…』
「零さ〜ん、出るのがベリーベリー、遅いデース」

『…はぁ…』
思わずため息がでる。

「ということで、マスターコースの生徒のとこに来て下サーイ
藍達のとこを先に行っちゃダメダメダメーヨ…」

『…はい(なんでわかったんだろう…ていうか、ということで…ってなにさ…)』

零は怪しい人がいないかキョロキョロしたがいたって怪しい人はいない。

『おそろしや…』
「なにがデスかー?」
『いえ、なにも!』

いつの間にか口に出していたのですこし焦った。

「じゃ、ミーと林檎さん、龍也さん、マスターコースの生徒と待ってマース!」

『はいはい、…了解了解』
ピッ…。


…あぁ…疲れと、睡眠不足でイライラしてきた。

零の雰囲気、表情が一変し辺りの気温がさがる。

そこのロビーの雰囲気は一気にピリピリとしたものになり。
表情は無表情で怒っているのか、いないのか…わからない。


彼女のオーラ、雰囲気によって
そこは重苦しい場となっていた――――――。
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