心の中の気持ち
□05才能の差
2ページ/4ページ
林「……6年前…かしら…あの子は才能だけがあったの
才能はあっても、人を惹きつけるなにかがなかったのよ…
そこで私が聞いたの歌は好き?って…でもあの子はね…“大嫌い”って言った…なにかがなかった…そのなにかが…歌に対しての気持ちだった。」
―――――――――――――――――――――。
林「どうして大嫌い…なのに…
芸能界にいるの?」
『…わからないなぁ…ただ…そうだな…みんなに…認めて貰いたかったのかな…?
私は私がわかんない。
歌が好きだけど大嫌い。
型にいれたいけど入れたくない。型にいれたらきっとそのスタイルで歌わなきゃいけないから…
事務所の人なんか大嫌いよ…
自分のことしか考えない…ただの私欲のために私がいるみたいな感じなんだもん…』
その頃、零はシャイニーの事務所じゃなくて別の事務所にいた。
その事務所は零がでていった後、稼ぎ頭の零がでていった後だからすぐに潰れた。
零の新しい事務所はシャイニーの事務所。
そこであの子は歌う楽しさを学んだ。
それからの彼女の活躍は目まぐるしいものだった。
彼女の才能がすべて開花された時だった。
その才能は止まることを知らずだんだんと成長していく。
日本に認められ次は世界に認められて言った。
林「歌は好き?」
その言葉に零はニッコリ笑って
『…大好き…!!』
と言った。