心の中の気持ち

□07前の自分
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真「嵐のような人だな…」

那「でもでも!

また期待してみることにするよっていってくださいましたよ〜!
よぉし、頑張りましょう」

那月は拳をつくった。



蘭「あぁ、なんだいまさらながら言わせてもらうぞ…

つまり、前の自分はたしかに歌が好きであの学園に入ったかもしれねーが、ここは弱肉強食の世界。

こんな歌、歌うんじゃねーぞ…」
トン…と蘭丸がCDプレーヤーに手をのせた。










レ「……ふ…わかってるよそんなこと、第一オレはお客を楽しませることは得意だしね」

パチッとウィンクをしてソファーからたった。


レ「オレはあのレディーの期待を裏切らないようレッスンでもしてくるよ」


手をヒラヒラさせて部屋からでていった。

翔「あ、抜け駆けずりー!」
ト「私も行きます」

そういって生徒達は部屋をでていった。






藍「…蘭丸、あの歌なんで聴かせなかったの?

あの歌を聴かせたら蘭丸の望みかなってたかもよ?」


蘭「あぁ、あの新しい芽をつむ話しか…」

嶺「でも聴かせなくて正解だよ…
この曲は歌じゃない…ただの言葉の暴力だよ…あの子達には、はやすぎる…」

四人は押し黙り沈黙をやぶったのはカミュだった。

カミュ「……っふん…


そんなの昔の話だ。

いまのあいつは違う。」


藍「…そうだね…」










“『…昔…母が言った…死ねばいいのにって…じゃ…お前が死ねよ?
生んだのは…










お前だろう?』”





これが、はじめて零が作詞・作曲した歌の冒頭。

歌じゃない…言葉の暴力…彼女のどろどろとした感情がすべて詰まっている一曲。



タイトルは…












《Kill you》


これは憎くて憎くて堪らない人にむけた歌だった。
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