心の中の気持ち

□09藍と後輩
2ページ/4ページ


春「…あの…、どうですか?」


春歌は藍に試着してもらいできばえを聴いた。


藍はハァ…とため息をついた。
藍も零と同じ考えだった。

藍「あのね、これ4人で歌うんだよ?

こんなの…“ピンポーン”
…ん?」


翔「俺がでてやるよ…


はーい…って…零…!」

藍はその名前をきいたとたん急いで玄関に向かった。



藍「…零」

『藍はあのCD、聴いた?』

藍「いまさっきね…」

藍は不満顔をした。

『あぁ、思うことは同じか…』

藍「そりゃあね?
だってあの曲みんなで歌うにはつまらなすぎる。
いくらキミが一緒に歌ったって売れない」

『…辛辣だね』

零はクスと笑った。

『でも、藍の言うとおり…この曲はボツ

七海さん、やり直し…よろしくね』


春「あ、あの!
どこがダメ…なんでしゅうか?」
『…自分でもわからないんじゃ…この先やっていけないよ…?


でも…そうだなぁ…あなたは彼を意識しすぎて私達のことをまるきり無視している。

そんな曲…、彼以外だれが楽しく歌えるの?』


それを言った後、七海はなにかに気が付いたらしく、「やり直してきます」と言って七海は部屋を出ていった。

翔や那月は藍にトレーニングのメニューを渡され部屋を出ていった。


藍「やっていけない…って言ったのに、随分ヒントを言ったね」

藍は、零に近づき身を彼女に預けた。


『…気まぐれだよ』

藍「…そういうことにしといてあげるよ」

藍はすこし笑った後肩に頭をおく。

零も藍の頭に頭をのせた。


二人はそのあとそのまま寝てしまった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ