ゲストルーム 小説置場
□新撰組恋愛
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高宮琴音はただいま、新撰組の女中として働いていた。
「いつまで……私こんなことしてるんだろ…」
琴音はあることを考えていた。一体自分はいつまでこんなことをしているのだろうか……
父親に道場を継げるような相手を探してこいと言われたため結婚相手を探しているがそんなことは琴音にとっては全く興味なかった。
「だけど……見つからないと家に帰れないからな…」
俯いて屋敷の中を歩いていた。そんな中、一人の青年が琴音に声をかけた。
「琴音さん…?」
「沖田さん…」
「大丈夫ですか…?最近…元気ないみたいですけど…」
琴音のそんな様子に気になって沖田は声をかけた。琴音はなんだかすごくうれしい気持ちになった。
「大丈夫です!私はいつでも元気なので!」
と笑顔で沖田に話した。笑顔な琴音を見て沖田は笑顔になって琴音を見ていた。
「それならよかったです。あまり無理はなさらないように…。」
そう言って琴音の頭を撫でたあとにまた歩きだした。
「沖田さん……優しいな…」
沖田の後ろ姿を琴音は見ていた。それは自分が思っているよりも男らしかった。
「なんだかやる気出てきた!よし…頑張ろう…!」
琴音はまた仕事を頑張り始めた。この時はまだ自分の気持ちに気がついていないのであった。