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□メリー？クリスマス
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１２月に入った、とある日の事…。
HONKY TONKに来ていた花月に銀次が嬉しそうに駆け寄っていった。
「カヅっちゃん！クリスマス皆でパーティーしない？」
実は、波児からのクリスマスプレゼントで、HONKY TONKでクリスマスパーティーをしようと言うのだ。
「クリスマス…ですか？」
「えっと…もしかして、クリスマス知らない？」
花月はもともと旧家の出身だ。知らなくとも無理はない。
「いえ、キリスト教のお祭りですよね？」
「きり……？？」
銀次は、宗教の事など考えてもいなかったようだ。
「正解です！」
混乱している銀次に変わって夏美ちゃんが答える。
「しかし、何故パーティーなのです？僕たち仏教徒にキリスト教のお祭りって…」
「今時そんなの気にしないですよ。バレンタインとかハロウィンだってありますし、ね∨」
「そうですよ。」
夏美ちゃんの意見にレナちゃんも賛同する。
「んー。よくわかんないけど、クリスマス暇だったらカヅっちゃんも来なよ！楽しいからさ∨」
宗教の事を必死で考えながら、銀次が声をかける。
「はい、ありがとうございます。」