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□幸せの青い鳥
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「邪魔をする…。兄上を探しているのだが?」

店内を見回しても花月の姿は無かった。

「あの、花月さんなら昼間に依頼人の方と出て行かれましたよ。」
「そうか…。」

居ないのなら仕方がない…と、店を出ようとしたら夏美に呼び止められた。

「あの、夕方に1度ここに戻るって花月さん言ってましたよ。」

もうすぐ陽が落ちる。待っていれば兄上は此処に来るのだろう。と、ドアに向けていた足をカウンター席の方へと戻した。




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