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□猫と碧の物語
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「リンリン。猫の傷、大丈夫なの?」

碧がドアから、ひょこんと顔を覗かせる。

「うん、擦り傷だから早く治るよ。」

こんなに優しいのに悪魔の子なんて…どうして言えるの?

「ねぇ、碧ちゃん。神様なんて居ないのかな?」

居たら、こんな悲しいこと起こらないはずだもの。

「どうだろうね。信じる人の心の中には居るんじゃないかな?僕は見える物しか信じないけどね。」

奇跡は神様が起こすって言うけど、本当は人が一人一人頑張った結果だと思うから。

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