短編小説

□geranium
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「大丈夫か??」

宵藍は紅蓮の腕に包帯を巻きながら不安そうに言った。


「当たり前だ。それに気にするな」

少しぎこちないながらも紅蓮は宵藍の頭を撫でた。


「お前は無理しすぎなだ」

「お前やあの子を護るためならどうってことはない」

紅蓮が苦笑しながら言うと宵藍は明らか様に柳眉を寄せた。

「あんなやつ…」

そう呟いた宵藍を見て紅蓮は苦笑するとさっきより更に強めに宵藍の頭を紅蓮は撫でた。


「そう言うな。お前にとってはあんなやつでも大切な晴明の後継者なだから。だから、俺はお前とあいつを守るって決めただ」

宵藍の頭を撫でながら言ったが機嫌は治ってないのか眉間に皺がよっていた。


「機嫌直せよな」

紅蓮は苦笑しつつ額にキスをしながら言った。

それと、同時に頬を宵藍は赤くしながら俯いた


「機嫌直ったか??」

「うるさい」

顔を背けつつも宵藍の顔はほんのり赤くなっていた。


「そうか」

紅蓮は笑いながら返した。
その後ものんびりとした時間が流れていた。


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