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□カピさんリクエスト小説
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今日は青学との合同練習、可愛い恋人の練習姿が見れる事に詐欺師・仁王も浮かれて居たのだろう、あんな事をしてしまう程に・・・。



それは、リョーマ達が立海に到着した時から始まった。

「リョーマ、俺のロッカーに荷物入れんしゃい」
「うん、ありがとう」

そう言ってリョーマがロッカーを開けた瞬間・・・。

《カシャッ!!》

「!!??」

いきなりの眩しい光と、シャッター音にリョーマは驚き固まってしまった。
そんなリョーマに仁王は満足気な顔で、ロッカーの中に仕掛けていたカメラを回収した。

「リョーマの驚き顔激写なり〜♪」
「ちょっ!仁王さん!?何してんすか!!」
「ぴよ」

その後も皆の前で膝抱っこをしたり、お弁当を「ほれ、あ〜んするぜよ」と食べさせられたり、ほっぺチュウしないと試合しないと言われたりと散々からかわれたリョーマ。
その度に、リョーマも「何がしたいんすか!!」と聞いても仁王はお決まりの「ぷり」・「ぷぴーな」で流してしまう。


練習の間は我慢していたリョーマも、練習終了後に上機嫌で声を掛けてきた仁王に遂に堪忍袋の緒が切れてしまった。

「リョーマvV今日ウチに泊まるじゃろ?一緒に帰るぜよ♪」

《プチッ》

「・・・か・・・らいだ」

「?リョーマ、何か言ったか??」

「仁王さんなんか大っ嫌いだ!!!!」

「!!!!!」

リョーマは目に涙を溜めながらそう叫ぶと、猛スピードで走り去って行った。

「・・・・・・・」
仁王は恋人からの言葉に呆然としていた。

「まったく・・・;あんなにからかわれたらリョーマ君が怒るに決まっているでしょう?あの怒り様です、明日のデートは無しですね」

二人のやり取りを静かに見守っていた柳生からの言葉に仁王はガクリと膝を付き項垂れ、これがあの詐欺師・仁王なのか!?と思う情けない声を出した。


「リョ〜マ゛ァァァ〜(ΩдΩ)」






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