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□ポッキーゲーム(雲雀 甘)
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初夏



まだ夏に突入したばかりなのにとても暑い日が続いている。




一般的には今は夏休みの時期だが、風紀委員の私は毎日のように学校へ来ている。


女子で風紀委員をしているのは私だけで回りの女子からは恐れられているからもともと夏休みの予定なんてなかった私には丁度いい。


そんなことを考えながら
私は雲雀さんに頼まれていた買い出しを済ませて応接室へ戻ってきた。


コンコン

「ただいま戻りましたー!」

ふぅ、と私は買い出ししてきたものをテーブルの上へ置いた。


「言ったものは全部あった?」

そんなことを言いながら雲雀さんは私のそばまで歩いてきた



「あ、ハイっ!えーと、ノートとコピー用紙と氷とチョコぽっきーですよね?」

買ったものを順番に並べながら言うと雲雀さんは「ウン」と頷いてくれた。


「でも、なんでチョコぽっきーなんですか?あ、さては雲雀さんて甘党だったり?」

「まあ、甘いものは嫌いじゃないよ」


嫌いじゃないよ…か、
素直じゃない雲雀さんらしい答えだ。


「でも今日はこれでやってみたいことがあってね」
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