short
□約束 (骸 切甘)
2ページ/7ページ
「はぁっはぁっはぁっ____」
私は息を切らしてしゃがみこんだ。
「クフフ・・・小桃、そんな調子では捕まってしまいますよ」
「いやっ来ないで!」
呼吸が上がりながら私は必死にその少年、六道骸に投げかける。
「っ__」
過去急になりながらも私は再び走り出した。
(頭が・・・フラフラする・・・)
それでも捕まるわけにはいかなくて
私は場所もわからずに走り続けた。
ペタッ_
手のひらに冷たくて硬いものが触れた。
「うそっ・・・行き止まり・・・」
「クフフ・・・いいかげんおとなしく僕のものになる気になりましたか?」
そういうと骸は私の腕を掴んだ。
「やだ!放して!」