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□ポッキーゲーム(雲雀 甘)
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「やってみたいこと…ですか?」
「ウン」
ぽっきーでやってみたいこと…?
「なにか、実験でもするんですか?」
私はなんとなく聞いてみた
「クスッ__まぁ、実験と言えば実験…なのかな」
そう言うと雲雀さんは手にぽっきーの袋を持って雲雀さん愛用のイスに座り、クイクイと私を手招きしている。
私はとりあえず言われた通りにそちらへいく。
雲雀さんの前に立つと、ふいにグイッと腕を引っ張られ、
私は雲雀さんと向き合うように雲雀さんの膝の上に座らされた
「え!?雲雀さん!?」
「なに」
なに食わぬ顔で聞き返してくる雲雀さん。
「あの、こ、これは…てゆーか、私重いので下ろして下さい!」
「重くないよ、それよりこれ、早く開けて」
そう言われ、私はぽっきーの袋を開けろと手渡されて渋々ぽっきーの袋を開けた。
「それ、僕に食べさせなよ」
「ふぇ!?」
「これも仕事だよ」
「は、は、はい!」
こうなりゃやけくそだ
私は言われた通りに雲雀さんの口へとぽっきーを入れた
(うっ…くやしいけど綺麗な顔立ち…)
顔がちょっと赤くなりながらも雲雀さんがぽっきーを食べ終えるのを待っていた
否、待とうとしていた。
「なにしてるの、早く君も食べなよ」
「え?あ、はい。いただきます」
そう言うと私は袋からもう一つぽっきーを取り出そうとした。
途端、雲雀さんは私の手を掴んだ。
「なにしてるの、そっちじゃないよ、こっち」
グイッ
「わっ」
そう言われ、私の顔は雲雀さんの両手に挟まれ雲雀さんがくわえているぽっきーの方へと向けられた。