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カントクが一年生VS二年で、ミニゲームをやろう、と言い出した。

試合やるんだ。

「憂夜!ルール把握してきたかしら?」

「は、はい!覚えてきましたっ」

入部届を出した次の日、バスケのルールが書いてある本を渡された。

そしてそれを一日で覚えて来いと言われた。

体育会系の部活はよくは知らないんだけど・・・

始めっからきつい。

しんどいです。

名前は覚えたけど、いまいちよくわからなかったよ!!

ボールを持って・・・え!?って感じだった。

「ルールを覚えたとは言っても、
 やっぱ文字より本物を見た方が勉強になるから、よく見ておくのよ!」

「はい!」

そして始まった試合。

うわー・・・速い・・・かっこいいなぁ

二年生のパスの繋ぎ方がスムーズ。

練習量ハンパなかったんだろうな・・・

てか、どうしてカントクが女の人なんだっけ。

漫画読んだ記憶はあるけど・・・忘れちゃったや。

一年生の方を見てみる。―――て、

「火神君の活躍ぶりがすごいな・・・!」

ダンクだダンク!初めて見た!!

すごいかっこいい!!でもほぼ独壇場!w

チームプレイェ・・・

・・・あれ?黒子君はどこいった・・・?

あれ? なんだっけミスなんたら・・・ってやつ?

―――あ、火神君に膝カックンしてる。

何か対策でもあるのかな・・・

残り15分となった。

パスの間に入る黒子君の、・・・の、あ、ミスディレクョンだ、

それによって一年生チームに点数が入り始める。

黒子君が入れそこなったボールを、火神君がゴールを決めて試合終了!

一年生の勝利!

「・・・どうだった?今のゲーム」

「っすごかったです!なんかこうっ・・・黒子君のパス回し!あとダンクとかダンクとか!

 シュートがスッてゴールに入ったとことか!」

「そう」

カントクはにこーっと笑うと、どこからか部誌と書かれたノートを取り出した。

「これは・・・?」

「今後、部活がある日は必ず書いてもらうわ。その日の練習メニューとか。

 仮入部の間は、部活中に気付いたこと何でもいいから必ず10個書いてね」

どうしてそんないとも簡単におっしゃるのですか。

10個・・・え、10個って結構厳しいよね・・・

しかも"仮入部の間"って・・・


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