krbs
□3
1ページ/1ページ
「神崎さん」
「はいっ!・・・く、ろこ君、どうしたの・・・?」
心臓のバクバクが止まらねぇ☆
教室でケータイを見ていたら黒子君に話しかけられた。
へ、変なサイトとか見てなくてよかった・・・!
「カントクって何組ですか」
「カントク・・・は、2−Cだよ」
確か。
「ありがとうございます」
ペコリと頭を下げて、黒子君は去ってった。
・・・なんだったんだろう。
お昼過ぎに、監督からメールが届いた。
『月曜 朝8:40に屋上!』
月曜? しかもこの時間って・・・
―――そして月曜日、
「カントク!あと五分で朝会です!」
「そんなことぐらいわかってるわ」
やっぱ朝会だった!だと思った!
ていうか屋上高っ、来たことないよ、屋上なんて!
屋上にぞろぞろっと火神君達が集まってくる。
ちょww火神君、私と同じツッコミしてるww
「ここから!!学年とクラス!名前!
今年の目標を宣言してもらいます!」
どどん、と言い放つカントク。
「はいカントク!」
びしっと手を挙げる。
「それって私もですか!!?」
「もちろん!」
すごく笑顔ですね!
てか私マネージャー!たかがマネージャーも・・・え!?
しかも出来なかった時は全裸で好きな子に告白って・・・
全裸とか無理だし好きな子いないし!
って、火神くん!なんでわざわざ柵に上がるの!?死ぬよ!!?
黒子君が宣言する前に、先生達が集まってお咎めを受けてしまった。
・・・私、結局何もしてないんだけどな・・・
「神崎さん」
「は!・・・い、黒子君、何・・・!?」
デジャビュを感じた。
「神崎さんは、何を宣言するつもりでしたか?」
「え、私・・・?」
正直言って、目標とかなかった。
ただ、この世界に来たからにはなんかやりたいなーって思っただけだし・・・
けど、漫画とかのマネなら・・・
「皆を・・・"皆が日本一になるお手伝いをする"かな!」
.