krbs

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「神崎さん」

「はいっ!・・・く、ろこ君、どうしたの・・・?」

心臓のバクバクが止まらねぇ☆

教室でケータイを見ていたら黒子君に話しかけられた。

へ、変なサイトとか見てなくてよかった・・・!

「カントクって何組ですか」

「カントク・・・は、2−Cだよ」

確か。

「ありがとうございます」

ペコリと頭を下げて、黒子君は去ってった。

・・・なんだったんだろう。

お昼過ぎに、監督からメールが届いた。

『月曜 朝8:40に屋上!』

月曜? しかもこの時間って・・・

―――そして月曜日、

「カントク!あと五分で朝会です!」

「そんなことぐらいわかってるわ」

やっぱ朝会だった!だと思った!

ていうか屋上高っ、来たことないよ、屋上なんて!

屋上にぞろぞろっと火神君達が集まってくる。

ちょww火神君、私と同じツッコミしてるww

「ここから!!学年とクラス!名前!
 今年の目標を宣言してもらいます!」

どどん、と言い放つカントク。

「はいカントク!」

びしっと手を挙げる。

「それって私もですか!!?」

「もちろん!」

すごく笑顔ですね!

てか私マネージャー!たかがマネージャーも・・・え!?

しかも出来なかった時は全裸で好きな子に告白って・・・

全裸とか無理だし好きな子いないし!

って、火神くん!なんでわざわざ柵に上がるの!?死ぬよ!!?

黒子君が宣言する前に、先生達が集まってお咎めを受けてしまった。

・・・私、結局何もしてないんだけどな・・・

「神崎さん」

「は!・・・い、黒子君、何・・・!?」

デジャビュを感じた。

「神崎さんは、何を宣言するつもりでしたか?」

「え、私・・・?」

正直言って、目標とかなかった。

ただ、この世界に来たからにはなんかやりたいなーって思っただけだし・・・

けど、漫画とかのマネなら・・・

「皆を・・・"皆が日本一になるお手伝いをする"かな!」


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