krbs
□0
2ﾍﾟｰｼﾞ/2ﾍﾟｰｼﾞ
【side：月】
―――ヴーッヴーッ
「ん?」
カバンにポケットからバイヴ音が鳴った。
誰からだ・・・?
・・・あ、憂夜ちゃんからだ。
届いたメールを開く。
『無事バスケ部のマネになれました』
・・・え?
あいつマネになったの?
つかオレも部活決めなきゃいけないんだよなぁ!
明日までに部活決めろって!?
学校もバカじゃねーのか!?
なんだ、オレもマネになれって!?
誰がなるか!! 知識も経験も少ないっつーのに
オレは・・・オレは!
生徒Aとなってそこらの試合を見たいんだ!見回りたいんだ!!
「・・・ん?」
ふと部活の名前が書いてあるプリントに目が止まる。
「あ、これでいーじゃん」
入部届にその部活名を書いてく。
憂夜ちゃんのメールに返信しとこー
次の日、部活の顧問の先生に入部届を渡す。
そしたら部長さんに、あみだくじに名前書いて、と言われた。
なぜだ・・・?
とりあえず言われた通りに名前を書く。
そして部長さんが私の名前から線を辿ってく。
これはなんのあみだだ・・・?
「あ、佐風さん男バス担当ね。よろしくー」
・・・・・・
「はい?」
写真部入部、
明日から男子バスケ部担当になりました。
・・・どーゆうことなの?
.