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□君のこと?勿論嫌い何だけど、
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『あーいーちゃーんー!!』

A「…」

『藍ちゃんー…』

A「…」

『藍ちゃーん?』

A「…何?」

『えー…へへへー何でもないー』

カタン

コーヒーの入ったカップを机の上に置いた藍の深い溜め息が部屋を埋めた。

A「前も言ったでしょ、用が無いなら話し掛けるなって。」


『えー…冷たいなー…』



『てかさー…藍ちゃんって私の事どー思ってんの?』


え?

超爆弾発言何だけど


藍はエメラルドグリーンの眼を見開いた。

A「急に何。」

『…えー、別に、興味?』

A「…ふーん…」

藍は動きを止め、思案していた。

『…藍ちゃん?』

A「…何。」

『どしたの?』

A「…考えてあげてるんでしょ。」






A「…君のこと?









勿論嫌い何だけど、










ボクの中で大切な存在、


ではあるみたい。」



ほんのりピンクに染まった頬が呟いた。


『…藍ちゃん、


それを好きって言うんだよ。』


また、ほんのりピンクに染まった頬がクーラーで冷えた空気を割って、部屋に呟きを響かせた。





→アトガキ
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