HUNTER×HUNTER

□U
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『…………っていう時代もあったねぇ………。』





「そうね。」





幻影旅団





その名は今は知らない人の方が多いかもしれない






けれど、知っている人にはマークされまくっている






主な活動に殺人、盗み






至極簡単なことである





『団長に拾われなかったら、って考えると…。恐ろしいな。』





「バラバラにされてたんじゃない?」





『マチ、真顔で言うのヤメテ。』





「…………烈火、団長が呼んでるネ。」





『ありがとう、フェイ。』





幻影旅団の現在のメンバーは13人となっている





表向きは





実は幻影旅団には隠されたメンバーがいる





それが烈火






団長のお気に入りでもあり、団員のお気に入りである





昔、人体実験に利用されていたところを団長に拾われ、そこから旅団の隠されたメンバーに





"隠された"と言うのは少し違って、幻影旅団が"隠したがる"メンバーと言うのが実際は正しい






弱いから、ではない






旅団以外の人の目に晒したくない、という理由だけである





「おや?烈火じゃないか!」





『シャル!!』





廊下ですれ違ったメンバーには必ず笑顔で返す





「これから仕事かい?」





『わからないの。
ただフェイが、団長が呼んでる、って。』





「じゃあきっと仕事だよ!それに僕達と一緒じゃないかな?」





シャルナークのその一言に嬉しそうに笑う烈火





『本当に!?』






「うん!
それに今日は旅団全員が集まる日だってさ。
きっと今までにない大きな仕事だよ!!」





『パクもシズクも皆、来るの!?』





烈火の脳裏に浮かぶのは旅団のメンバー





「そ。
13人全員召集だってさ。」





シャルナークはパチリとウインクをする





『やったぁ………!
わ、私団長のとこ行ってくるね!!』





「行っておいで。」





『またね、シャル!!』





ヒラヒラと手を振る烈火






「癒されるなぁ。本当に。」






そう言ってシャルナークは歩き出した
 

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