復活+α
□雨の日は
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雨の日はカエルが鳴く
「ゲロッ…」
あ、鳴いた。近くにカエルいるのかな?
いや、ここは室内だぞ、カエルなんて……いた……フラン…
「ベルせんぱーい。痛いんですけどー」
「シシッ♪当たり前だろ、ナイフ刺してるんだから。」
またこの二人か… こりないねぇー
「名無しさん〜。見てないでミーを助けてください〜」
ハァ…いっつも私が止める破目に遭う…
「ベルーやめてあげてー私のためにー。毎日毎日うるさいよー」
「な!?棒読みですかー」
「フランはいつもじゃん」
「ちっ、しかたないな」
やっと静かになったし。
んー…あれ、いつの間に寝てたんだ私。
もう7時!?夕飯の時間か〜
今日の当番誰だっけ?スクアーロは任務だし、
ベルは昨日で私は明日…
フランか。
夕飯が心配になりキッチンに行くと、エプロン姿のフランがいた。
「名無しさん?どうしたんですかー?」
「いや、ちょっと夕飯が心配になって…」
「ミーの作るご飯は信用できないんですかー?」
「え!?あぁ…うん…」
「ひどいですー名無しさんにはご飯作りませんー」
え!?ご飯抜きとか無理!めっちゃお腹空いてるんですけど!!
「フランー」
「ここから出てってください」
「んな!?それはいくらなんでもいいすぎでしょ!!」
「しりませんよ。名無しさんが悪いんですから」
もういい!
そういい残して私は自室に戻った。
ぐぅ〜
…お腹空いた
フランとけんかしなければよかった…
ガチャ
?
「名無しさんーご飯食べないんですかー?」
「え!?食べていいの?」
「はい。」
「ヤッター!」
行こうとしたらフランに腕をつかまれた
「なに?」
「なにじゃありませんよ。ミーの料理を侮辱したこと、あやまってください。」
あーすっかり忘れてた…
「ごめんなさい…」
「それだけじゃ許しません。」
「え!?じゃあ何をすれば…」
言い終わると同時に私の体はフランのほうにひかれた
するとー
「チュッ」
「なぁ!!///」
可愛らしいリップ音とともに優しいキスをされた
「はい、もういいですよ。さっさとご飯食べてきてください」
「フラ…」
「はやくっ!」
「は、はい!!」
フランはそっぽを向いて珍しく顔を真っ赤に染めていた。
「ゲロッ」
また一匹 カエルが鳴いた…