復活+α

□素直になろう
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「名無しさん!!さぁ、僕の胸に飛び込ん…」

「気持ち悪いです。やめてください」

「クフフ…照れているのですね名無しさん!」

「違いますから」


この人、変態ナッポー…六道骸は私の彼氏です。

なぜ、こんな変態と私が付き合っているかって?
なぜなんでしょうねぇ…昔の私は趣味が悪かったんですね。





学校が終わる頃にはいつも骸が校門の前で雲雀さんと格闘してるけど今日はいない。


学校まだ終わってないのかな?

そう思い、いつもの帰り道を歩いていると公園に彼の姿があった。
彼の隣には見知らぬ女性。

まぁ、あんな変態でも顔はいいからそこそこモテるだろう。

でも…なんであんなにニコニコして話してるの?

私の前では一度も見せたことのない優しい笑顔

「っつ!!…」

二人を見ていると胸が苦しかったので私は早くその場を離れるために走って家に帰った。






次の日からは朝も迎えに来なくなった。


「なんなのさあいつ…」


…私、いつも骸に暴言吐いているから嫌われちゃったのかな?


嫌だよ…骸に嫌われたくないよ。






あれから一週間たった


…一週間メールすらしてない

本当に嫌われちゃった?


放課後、私は一人でかえっていた。


すると、公園から見慣れた男子と女性がでてきて、ばったり会ってしまった。


「っつ!!む、骸…」

「名無しさん!あ!!あの、これはそのっ…!待ってください!!」


私は走った

もう耐えられないと

涙を流しながら走った








「なんなのさっ!!もうあの人と付き合っちゃえばいいのに!」
自室のベッドの上で愚痴を言いながら暴れていた。
「浮気しようってんならこっちだって雲雀さんとしてやるっ!」

すると窓から
「僕が何だって?」

「ひ、雲雀さん!?」
ここ二階…まぁ、雲雀さんなら普通か。
「いや、なんでもないで「君、僕と浮気するだなんて度胸あること言うね。南国果実の彼女でしょ?君。僕と彼の仲知ってるよね?それでもやるっていうならいいけど。」


ワォ…この人、嫌がってるのか楽しんでるのか分からないよ…

たのんだら後々面倒なことになりそう…でも、せっかくやっても良いって言ってくれてるし、骸に仕返ししてやりたいからな。


「じゃあ、お願いします。」


「ん。」
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