復活+α
□MAKING☆
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「宿題めんど…ていうか、保健全然わかんないしぃ…」
ワグナリアの休憩室にて宿題と格闘中。うなされていると、丁度休憩にはいった佐藤潤が声をかけてきた。
「名無しさん。宿題か?」
「潤さーん、help me ですー…。」
救世主が来たため、今にも泣きそうな声で助けを求めた。
「はぁ…わかった。で、何をやってるんだ?」
「えっと…保健です。心肺蘇生のやり方をど忘れしました。」
というと潤は「っ!ゲホッ ゲホッ」とむせたので「大丈夫ですか!?」と名無しさんが、言った。そしたら「大丈夫だ…。」という返事が返ってきた。
うち、なんか変なこと言ったかな?と名無しさんは思っていた。
「心肺蘇生って、胸骨圧迫と人工呼吸だよな」
「そうそう!その回数とか、やり方を忘れちゃったんですよー!明後日テストなんです(笑)」となぜか自慢げに言った。
「人工呼吸を二回、胸骨圧迫三十回、AEDがくるまで続ける」
おお!!!と名無しさんは感嘆すると、「おお!!!じゃないだろ」とチョップをくらった。
「痛いです!」
「あたりまえだろ」
そんなくだらない会話をしていると、潤と交代で休憩にはいる相馬さんがやってきた。
すると、丁度いいじゃねーか と潤は言い、相馬さんのみぞおちにパンチをいれた。
「ぐっ!?い…いたいよ…助けて名無しさんちゃん、俺、死んじゃうよ…」
「相馬さぁん!?ちょ、潤さん、大丈夫なんですか!?」