キセキ
□ツンデレデレ
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「お、名無しさん髪型変えた?」
『うん。高尾気づくの早いね!』
ーー秀徳高校南玄関
『真太郎きづくかね?』
「あー真ちゃんだからなー」
「『んー』」
ガラガラ
「おはよー☆」
『おはよう!』
ふと真太郎のほうをみると
珍しいものでも見たかのような目をしてうちらをみていた
「真ちゃんおはよーwww」
『真太郎おはよう!相変わらず早いねwww』
「俺らなんか五分前www」
すると真太郎は顔をしかめて
「お前ら一緒に来たのか?」
『家出たら高尾が先に歩いてるの見えたから追いかけたwww高尾が珍しく真太郎といなかった理由を聞くのも兼ねて』
「そうwww理由はただの寝坊www」
『高尾らしいwww』
「そうか…」
『どうしたの?真太郎。運勢悪かったの?』
「いや、そういうわけではない。良くも悪くも5位だ」
「うっわwwwびみょー」
「…」
「『?』」
「っ…その…」
『なに?』
「その…髪型も似合って…る…のだよ…」
〖【デレ来た!!】〗
『へへvvvありがとー!』
「…あぁ…」
「流石に彼女の髪型は気づくかー」
「?」
『さっき玄関で真太郎がうちの髪型気づくか予想してたのwww』
「…気づくにきまっているだろ…毎日見ているのだから…」
〖これはただのデレじゃない!〗
〖【デレデレだ!!】〗
(真ちゃんってツンデレじゃなくて ”ツンデレデレ” だったんだな!)
(そうみたいだね!新発見!)
「何を話しているのだ?」
『「なんでもないよー!」』