弱ペダ
□過ぎた勘違い
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「東堂ーかえろ…」
「もしもし？巻ちゃん？今日の調子はどうだい？」
最近多い気がする
「巻ちゃん、早く会いたいな！」
その 巻ちゃん って人との電話
「ん？あぁ、！そうなのか！！では会えるのだな！？」
いや、友達なんだろうけどね？
「あぁ、愛してるぞ巻ちゃん！」
彼女の前でいくらなんでも酷い
巻ちゃん って人がまずわからないけどさ
愛してるって
それを目の前で聴いてる私はどんな気持ちかわかる？
耐えられずに東堂の首に後ろから抱きついた
「まきちゃ…うがっ！？く、くるし…」
（どうしたっショ、おーい）
「名無しさん…？どうしたのだ…？く、くるし…あ、背中に柔らかいものが…」
ギュー
「締まる！首がしまるぞ！」
「締めてるの」
「なぜだっ！？」
「彼女がいながら目の前で巻ちゃんとか言う人にへーきで愛してるとか言うからでしょ」
沈黙が少し流れたがすぐに東堂は吹き出した
「なんだ、名無しさん。巻ちゃんにヤキモチか！www」
ムカつく
「ぐっ…！ちょ、これ以上締められると死…」
「巻ちゃんってだれ…」
「はぁ、はぁ…あぁ、巻ちゃんはな、
総北の自転車競技部
俺の良きライバルだ！」
「あ、男なんだ」
「あれだれ俺の首を締めておきながらアッサリとした反応だな！」
「安心したから」
「そうか…ん、やけに素直なのだな」
「…そうだね」
「…安心しろ！俺は名無しさん以外に恋心は抱かん！」
嬉しいけどね
やっぱ不安なんだよ
君はかっこいいから