キセキ以外
□a little
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『かーさまーつせーんぱーい!』
手をブンブンと振る
笠松は声のした方を見るがすぐに目をそらす
いやー、いつになったら女の子平気になるかなぁ?
そんなことを考えながら笠松の元へ向かった。
黄「名無しさんっち、こんにちはッス!」
『こんにちは、涼太』
森「こんにちは、今日も美しいね…」
『ドウモアリガトウゴサイマス』
早「ちわ!!」
『こんにちはー』
あっという間に名無しさんは男に囲まれる。
笠松は名無しさんのことが好きだが、やはり女の子は苦手なのでコミュニケーションがとれない。
そのため、周りの男が彼女を囲むのを見ている事しかできないのだ。
『…涼太ー。この間の映画、最高だったね!腹筋崩壊しそうになったw』
黄「あれはヤバかったッスね!!wwwwww」
そんな笠松を横目に黄瀬と話す名無しさん。
普通に挨拶はできるものの、笠松と同様に話す勇気がない。
そんな様子を小堀は見ていた。
こっちまでモヤモヤするから早く仲良くなってくれ
そう願いながら。
少しずつ、少しずつ
近づいていけばいい