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□第3話〜いい仕事するでガンス!
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今日は日曜日。
ウタコも仕事がお休みなので、カレーを作って怪物くん達をお招きしたようです。
ウタコ「もぅ少してで出来るから待っててね」
怪物くん「おうっ、あぁ〜早く食いてーなぁ」
ドラキュラ「楽しみザマスねぇ」
フランケン「フガフガ〜」
オオカミ男「ありがたいでガンスなぁ」
しかし怪物くんは少し飽きてきてしまった様子。
怪物くん「おっ、なんだこれ?」
怪物くんが見つけたのは古ぼけた人形です。
ヒロシ「あっ、それは触っちゃダメ」
怪物くん「いいじゃん、いいじゃん、ちょっとぐらい」
怪物くんが人形を掴んだその時…。
みんな「あっ」
怪物くん「やばっ」
ガシャンッ
ウタコ「今の何の音ー?…。うそっ」
怪物くんに落とされた人形は無惨にも首が折れてしまいました。
ヒロシ「だから…だからダメだって言ったのに」
怪物くん「しょ、しょうがねーじゃねーかよっ。だいたい、この人形が勝手に落ちて来たんだし」
ウタコ「そんなわけないじゃないっ!ヒロシが触らないでって言ったのに怪物くんが触ったせいじゃない!」
ドラキュラ「そうザマスよぼっちゃん。ここは謝るべきザマス」
フランケン「フガフガ!」
オオカミ男「さぁっ、ぼっちゃんっ!」
怪物くん「…。直りゃ…直りゃ文句ねーだろ!」
ウタコ「その人形は、母が祖母から貰った大切な人形。私にとっては母の形見なの。それに、その人形を直せる人はこの辺にはいないわっ」
それを聞き少し申し訳ないと思う怪物くんしかし、またしても素直にはなれません…。
怪物くん「ふんっ、俺様を誰だと思ってんだ!
こんな人形の1つぐらい簡単に直してやるよ」
そういうと、怪物くんは壊れた人形を抱えて出ていってしまうのです。
お供「ぼっちゃんっ、フガフガー」
ドラキュラ「ウタコちゃん、ヒロシ…。ごめんザマス」
ウタコ「…もぅいい。どうせ直せないんだから」