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□第1話…やっぱり友達最高!
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ヒロシ達の住むアラマ荘はあの頃と変らず、古くさく、サビれていてどこか懐かしいのであった。
ドラキュラ「相変わらずこのアパートはいつ崩れてもおかしく無いような建物ザマスね。」
オオカミ男「ヒロシとウタコ元気だといいでガンスね。」
フランケン「フンガーフンガー」
キシキシと音がなる廊下を進むとそこには2人が暮らす部屋のドアが待っている。
怪物くん「あいつら、オレの顔みたら喜ぶかな」
ドラキュラ「そりゃぁ嬉しくて、飛び上がるザマス」
オオカミ男「そうに違いないでガンスー」
フランケン「フガフガー」
コンコンコン
「はーい!」
中からは懐かしいウタコの声。
4人の顔には思はず笑みがこぼれる。
しかしドアが開いた瞬間、中から出てきたのは4人が想像していなかったウタコではなく・・・
ウタコ「わぁー!怪物くんだっ!!元気だった?」
怪物くん「おぅっ勿論!それよりウタコ…随分なんか・・変わったな。」
ウタコ「結構大人っぽくなったでしょ(ニコッ)。もう高校も卒業したんだから!それより中に入って。ヒロシもいるよ。」
怪物くん「おぅ!ヒロシー!会いに来てやったぞー」
中にいたヒロシはちらっと怪物くんの方を見るとまたすぐ、手に持っていたゲーム機に目を戻し
ヒロシ「久しぶり。今日はどうかしたの?」
怪物くん「いやっ、お前らに会いに来てやったんだって。嬉しいだろっ」
ヒロシ「ふーん。そうなんだ。嬉しいよ。でも今もうすぐクリアだから静かにしててくれないかな。」
固まる4人。
怪物くん「おいっヒロシ!ちゃんとこっち見ろよ!おいっ!」
ドラキュラ「まぁまぁぼっちゃん。」
フランケン「フガフガー」
オオカミ男「ケンカはよくないでガンスよ」
ヒロシ「あぁ〜あ。みんながうるさくするからゲームオーバーになっちゃった。つまんないの」
ウタコ「ヒロシ!いつまでゲームやってるつもり?怪物くんたちわざわざ来てくれたのよ?」
ヒロシ「いちいちうるさいなー。別に来て欲しいなんて言ってないじゃん」
なんとヒロシは、ただ今反抗期真っ只中なのである。