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□第3話〜いい仕事するでガンス!
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〜人間界(公民館)〜
ドラキュラ「ここザマス、ここザマス〜」
オオカミ男「ささっぼっちゃんっこちらに」
公民館の中には、2人のオモチャのお医者さんがイスに座っていました。
テーブルには様々な修理工具が並んでいます。
オオカミ男「頼りになりそうでガンスなぁ」
怪物くん「そうか?本当に直んのか?」
ドラキュラ「大丈夫ザマスよ!」
フランケン「フガフガ〜」
オモチャの医者「こちらにどうぞ。本日はどうされましたか?」
怪物くん「これを直して欲しいんだよ。」
怪物くんはテーブルの上に人形を置きます。
オモチャの医者「うわぁー…年代ものですねぇ。ちょっと見せて頂きますねぇ」
怪物くん「おぅっ」
〜3分経過〜
オモチャの医者「いやぁ〜大変申し訳ないんですけどね…これは私達の手では直せませんね。」
怪物くん「なっ、なんでだよっ。お前ら医者なんだろ」
オモチャの医者「ここを見て下さい。この折れた部分ただ首が胴体に突っ込んであるわけじゃなく、特集な細工がしてあって木と木が組み合わさるように出来てるんです。残念ながら接着剤で着くようなものじゃないんですよ。」
ドラキュラ「じゃっ、じゃぁどうすればいいんザマスか?」
オモチャの医者「この技法で人形を作ってる職人は今や日本に3人だけ。ここから1番近くに住む人なら山奥村に住んでるはずさ。」
4人「山奥村?」
オモチャの医者「ここからずーーーっと北の方にある村です。そうだなぁ…電車で7時間くらいかな」
4人「なっ、7時間!?」
ドラキュラ「かっ、片道ザマスか?」
オモチャの医者「もちろん。でもそこに行けば直して貰えるかもしれないですよ」
オオカミ男「かもしれないって?」
オモチャの医者「いやぁ僕も噂でしか聞いた事はないんですけど、相当な頑固ものらしくて。まぁとりあえず行くだけ行ってみたらどうでしょう?」
ドラキュラ「どうしますかぼっちゃん?」
フランケン「フガフガー」
オオカミ男「行くんザマスか」
怪物くん「…めんどくせっ、やーめた」
するとフランケンは…
フランケン「フガフガ、フガー!」
ドラキュラ「ウタコちゃんの大切なものを壊したのだから行くのが筋だと言っています。」
オオカミ男「そうでガンス!約束しちゃったんでガンスよ!」
怪物くん「…あぁ、そうだよっ、約束したよ!っんたく、いきゃーいんだろっいきゃー。」
…その一連の様子を柱の影からジッと見ているものがありましたが、誰も気付いているものはありませんでした。